MENU

百鬼夜行② 貧乏神(見習い)のイマイ

貧乏神(見習い)のイマイ

変化前のイマイだよ↑

俺が妖怪になって一番最初に出会ったヤツだよ。最初はどこの爺さんかと思ったけど妖怪にしては若いんだと。

って、言っても88歳だって言うから人間だったら米寿だな。やっぱ爺さんだわ…

俺の酒飲み友達で、小さな社みてーなトコロが住処らしいんだが、いつも俺の家に入り浸っているから、社は殆どガラ空きだ。

ちなみに本当は小鬼の妖怪なんだよ。妖怪は100年生きると神になるかそのまま妖怪として生きるか決めれるらしいんだが、こいつは神になりたくて、現在は師匠について貧乏神になる修行中らしい。

いやさ、神ったって色々あるだろうが、なんでわざわざ貧乏神なんて変な神を選んだんだろうな~…コイツの気持ちは良く解かんねーやな。

貧乏神っていったけど、多分みんなが想像している某昔話に出てくる貧乏神とは違うぜ。イマイのお師匠さん、本当の貧乏神は“黒闇神(こくあんじん)”っていう女神様なんだよ。万物の厄を吸い幸をもたらすスゲー女神様なんだ。でも見栄えがパネェ酷いもんだから姿を見て忌み嫌われちまうんだと。何でも見かけで判断して怒らすと、生き地獄を味わうぞ!

イマイの話に戻るけども、どうやらイマイはそんな貧乏神のお師匠さんに一目惚れしちまって、そのお師匠さんと一緒にいたい為に貧乏神の修行をしてるらしい。理由も如何わしいけど変わったヤツだよホント…

神の修行を始めるとそのお師匠さんから、“三種の心器(さんしゅのじんぎ)”ってのを貰えるらしい。神の修行を終えると心器から神器に変わるらしいんだが本質は同じもんらしいぞ。

三種の心器(神器)

その一つ “心” 自分の心を強く磨く事(勾玉とも言われる)

その一つ “器” 自分の体を鍛え磨く事(鎧とも言われる)

その一つ “宝” 神より与えられし贈り物(心の強さでどんな強力な武器にもなる) 

まあ、要するに心と体(肉体を)鍛えて磨く事によって、神レベルの力を得ることが出来るって事さ。で、宝は其れを補佐するものなんだと。宝は心の強さ、想像力でどんな形にも変化できるそうだ。便利だよな~。

あ、イマイの貰ったのは篠笛らしい。一応“御魂鎮めの笛”ってめんどくせ~名前があるらしい。

今日も、どうせ飲みに来てくだらね~グチ大会するんだろうよ、ま、嫌いじゃねぇけどさ…

そういえば変化が出来るらしいんだけど俺、一度も見たことねぇや。どんな風になるんだろうな~。

ワシが変化した姿だず~↓栗やんいっつも寝てるだず~!

変化したイマイ