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異世界での暮らし(妖怪になっちまった俺)③

妖怪 お化けモグラの栗吉003

第六感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感を超えた不思議な感覚のことです。良く”虫の知らせ”や、身の危険が迫っている時…はっ、として危険を避けれたなんて話も聞きます。

栗吉の身にも危険が迫っているようで。第六感が冴えてれば避けられたかも…

妖怪の郷には危険な場所が沢山あるんだよ!

人は誰しも第六感ってのを持っているんだと、それは五感を研ぎ澄ませた時に起こる不思議な感覚らしい。「シックスセンス」って映画あったろ?意味は第六感って事なんだが…妖怪になった今でも、俺はあんまり人間の時と変わってない気がする。

まあ、第六感が優れていても別に霊が見えるとかそういうのじゃ無いらしいが、コレが優れている奴は、色々と察知する能力が高いから、危ない橋は避けて通れるワケだ。

まずは五感を研ぎ澄ませてみる事、これにより脳が活発に動き、第六感を刺激してくれる。第六感が強くなると起きやすいのは

①シンクロやひらめきが起き易い

②先の見通しが良くなる(未来の予測とか)

③必要な情報をいち早く集められる

って事らしい。まず五感を研ぎ澄ますって事をしないと、第六感は来ないワケなんだが五感の研ぎ澄ませ方として

“視覚” 真っ暗な部屋で、目で物を見ず、心に何を感じるか問いかけてみる。

“聴覚” 静かな部屋で耳を澄まして静かな音を聴いてみる。

“嗅覚” 目を閉じて微かな匂いを嗅ぎ分けてみる。

“触覚” 見つめてるだけじゃなく、触れて感じてみる。

“味覚” ひとくちづつかみしめて、味を確かめる。

まるで仙人の修行みたいだな…でも、本来は誰しも第六感を持っているんだそうだ。鍛える事で発揮出来るらしい。でもって第六感ってのは、女のほうが鋭いんだと…

うん、確かに女の勘って鋭いよな。今、思えばそういうことが俺にも覚えがある…痛いところを突かれてギクッとした事が何度あることか…あ、いや、別に俺が浮気者だったわけじゃねぇよ(汗)でも男だったらそういう事もあるだろ?いや、男に限らず女だってそういう事があるだろうよ、でも男はウソを付くと解りやすい態度をとるらしい。ソワソワしたり、滝の様な冷や汗をかいたり…、「アンタ、絶対隠し事してるでしょ!?」って言うような解りやすい態度だ。

さておき、第六感の事を語ったワケだが俺が言いたいのは浮気の話じゃなくて、勘が鋭いと生存率があがるんじゃないかって事さ。だって事前に危険を察知できたら早めに逃げることだって出来るだろ?

特にこの妖怪の郷じゃそれが大事になって来る。妖怪は死なないんだろ、って?俺もそう思ってたんだが、どうやら違うらしい…妖怪にも序列って言うかランクがあって百年生き延びた者に神様から長寿が与えられるらしい。

病気とか禍事…ここでは合わせて“厄”って呼んでいるがそういうモンを避け易くなる贈り物を神様がくれるんだそうだ。その神様の事は後々話すけども、ま、長寿と厄を避け易くなるってだけだからそれだって不死って事じゃねぇんだけども、俺みたいな木っ端妖怪…言い方替えると初心者マークの妖怪は修行中の身って事で、色々体験しないといけないんだと。

ちなみに、神様になる修行をしている者には“変化”と言う特殊能力を始めっから与えてくれるらしいな…ヒイキだよな~!

とにかく第六感が冴えてれば良かったな~って思うのさ。それならジョウちゃんがビクッとして逃げた後、俺の背後に直ぐ迫る危険を事前に察知して危ない目に合わなくて済むワケだ!

俺のスゲ傘に雨粒の様な…まあ、ヨダレなんだろうが降り注いでベッタベタになっている。今にも食われそうだ。いや、多分食われるかな~って。

目の前でイチャイチャしてたキジムナ達が慌てて逃げて行くのが見える。奴らを追いかけてくれりゃいいと思うが、どうやら背後の脅威は俺を食いたいのか、ヨダレを垂らしたまま、全くその場を動かない。

マジ、どっか行ってくれ、モグラより美味そうな妖怪は沢山いるだろ?モグラは不味いぞ~……、いつだか知り合いの妖怪に「栗やんは、丸々太ってて美味そう」なんて言われた事があるが、奴にもそう見えるのだろうか。モグラは味が悪いから食わない方がいいんじゃないか?腹壊すぜ~って、言ってやりたい。声が出せればだが。

もし、この場から逃げられたら俺も第六感を鍛える事にしよう。それがこの妖怪の郷で生き抜く大事だろう。うん、そうしよう。

あ、ジョウちゃんを捨てたバチが今当たってんのか?!とにかく、今は動けないし声も出せない。俺は明日のお天道様を拝めるのか…冴えない俺の第六感は何も答えを出してくれないようだ…。

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